フィリピン留学情報

留学支援予算の議論で思うこと

馬鹿発見器と揶揄されるツイッターが、このところその実力を大いに発揮しております。コンビニの冷蔵ケースに入ってフランチャイズ契約を破棄されたり、うどん屋でソーセージくわえて本名や通ってる高校、挙げ句の果てには彼氏の写真まで晒されたり。アホが多いですね。


そんなツイッターですが、たまにはおもしろい情報も流れています。留学支援についてのこのツイート。

「外国人留学生予算325億円。日本人学生留学推進予算25億円 日本という国の日本人学生への支援が外国人の13分の1。本来ならば逆ではないのか」

ネタ元が産経新聞ですのでかなりのバイアスのかかった記事になっているとは思いますが。笑) しかし、外国人が日本に留学するのを支援する予算に比べて、日本人が外国に留学するのを支援する予算がかなり少ないというのは間違いないでしょう。


このツイートを受けてネット民の間では、「中国人に留学支援の金とか渡すな、とっとと支那に送り返せ!」とか、「下朝鮮はとっとと出て行くニダ~!」とか、これまた情弱のクルクルパーどもがアホなことを書き散らしております。ホントにネット空間というのは何とかならんですかね?


自国に留学生を呼び込む。そのために資金を投ずるというのは外交政策として広く行われていることです。しかも古来から。

例えば、中国で義和団の乱が起こった時に北京議定書で定められた賠償金が高額すぎると国際社会で問題となり、賠償金の還付、支払い免除の動きが当時の列強の間で広がりました。

免除する代わりにその金で自国の工業製品を買うように条件を付ける国もあった中、アメリカはその金を使って中国人をアメリカに留学させることという条件を付けたんです。


自国の工業製品を買わせたところで、その場1回限りで終わってしまう。それよりも、中国政府が国費を投ずるようなエリート層をアメリカに留学させ、知米、親米の人材に育てる。

彼らはエリート層なので中国に戻ってから必ず政府の中枢や経済界の要職に就く。中国の政治や経済を親米方向に向かうような構造にしたほうが、長期的なアメリカの国益につながる。

さすがアメリカ様ですね。よくもまぁ、こんな手を考えつくわ。

ちなみに、賠償金免除のお金を使って当時の清朝政府はアメリカに留学するエリート学生の留学前の研修機関を作りました。英語を勉強したりとかの準備をする教育機関として。それが今の中国の最高学府である清華大学の前身です。


てなわけで、外交戦略として国費を投じて留学生を呼び込むというのは当然すべきことです。(それが今の日本で戦略として有効に機能しているかははなはだ疑問ですが。)

しかし、日本人の留学支援の予算が、外国人のそれに対する予算の10分の1ってのは、さすがにバランスが悪すぎると言いますか。


資源も食料もなく、高齢化と人口の縮小で国内のマーケットも右肩下がり確実な日本です。海外とのつながりを強化しない限り、衰退から沈没に向かうことは間違いありません。海外に立ち向かえる若い人材を育成するため、日本人の海外留学への支援をもっと強化すべきでしょう。

冷蔵ケースで涼んでるクルクルパーはもちろん対象外ですがw

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